BLOG ブログ

「個人サロンでスタッフを雇ったらどう変わった?私の体験談」

本記事は、あなた商品化プランナーであるわたくし、西淳子がクライアントのA子さんにお願いし、体験談としてまとめたものです。

ひとりでサロンを切り盛りしてきたAさんが、スタッフを雇うことでどんな変化を感じ、どんな学びを得たのかそのリアルな声をお届けします。

サロンを一人で経営していると、最初は「全部自分でやるのが一番安心」と思うものです。

ですが、予約が増えて忙しくなるにつれて「このまま一人で続けられるのだろうか?」と、体力的にも精神的にも限界を感じる場面が出てきます。

スタッフを雇うことにはリスクも伴いますが、適切なタイミングで踏み出せば、サロンの可能性を大きく広げるきっかけになります。

この記事では、サロン経営における人材採用のメリットや雇うべきタイミング、注意点について整理しました。

今後の経営判断に役立ててくださいね。

個人事業で人を雇うメリット


個人事業で一人でやっていると、自分の時間には限りがあります。
スタッフを雇うことで日常業務を任せられ、自分は事業の大事な部分に集中できるようになります。

ここからは、私が感じた具体的なメリットをいくつか紹介していきますね。

売上アップの仕組みが作れる


一人でサロンを回していると、同じ時間に施術できる人数は当然限られます。
例えば、これまでは「1時間に3人まで」が限界だったとしても、スタッフを雇うことで「同じ時間に4人まで」受け入れられるようになります。

さらに、新規予約を制限せずに対応できるため、売上の上限が大きく広がりました。
人を雇うことは単なる労働力の補填ではなく、売上アップにつながる仕組みづくりでもあるのです。

自分の時間を確保できる


スタッフに現場を任せることで、自分に余裕が生まれます。
これまでは施術や雑務に追われて「経営者としての仕事」に手が回らなかったけれど、
スタッフを採用してからは新しいアイデアを考えたり、サロンの仕組みを整えたりする時間が取れるようになりました。

また、お客様目線でも「ひとりへの対応がより丁寧になった」と感じてもらえるようになり、サービスの質も向上。

スタッフに任せることで自分もお客様も満足度が上がるという好循環が生まれます。

サービスの幅が広がる


スタッフが増えることで、できる施術やメニューが広がります。
例えば、自分が苦手な分野をカバーしてもらったり、別の得意技術を提供できるようになったりと、サロンとしての魅力が増しました。

さらに、孤独感がなくなったのも大きなメリットです。
一人で悩んでいた時は不安も多かったですが、仲間ができることで「一緒に改善策を考える」ことが可能になりました。

これは精神的な支えにもなり、結果的にサロン経営を長く続けられる基盤になっています。

スタッフ採用のきっかけとは?


サロンを立ち上げたときから、最終的にはスタッフだけで回せる体制を目指していました。

でも、タイミングが分からなくて、「まだ一人でやれるんじゃないかな?」とか、人を雇うリスクもあって、初めてのことで不安だらけで、なかなか踏み出せませんでした。

今回は、私がついにスタッフを雇えることになったきっかけをまとめてみました。

1日の予約数が増え、自分一人では対応が難しくなったとき


忙しくて休みが取れなかったり、予約を断ることが増えてきました。

朝から晩まで働きっぱなしで、「独立した意味って何だっけ?」って思うくらい、精神的にも体力的にもきつくなってくる。

お客様には笑顔で対応したいのに、心の余裕がなくなってイライラしてしまったり、体の疲れで思うように動けなかったり…。

じわじわと溜まるこのストレスが、やっぱり一番スタッフ採用を考えるきっかけになったかもしれません。
「もう少し誰かに頼れたら、自分もお客様ももっといい時間を過ごせるのに」という思いが、決断を後押ししてくれたんです。

スタッフを雇えるだけの最低限の売上に達したとき


収益に少し余裕ができて、人件費を出せそうな状態になったことも大きな後押しでした。
ある程度の売上の目安はあったものの、それが安定して続けられるかどうか不安で、なかなか踏み出せませんでした。

でも、新規予約やリピーターの増加傾向を見て、「そろそろ行けるかな」と思えたんです。

正直、ここまでの間は私、かなりどんぶり勘定でやってきました。
売上が入ったら使っちゃう、経費はざっくり…みたいな感じ。

しかしスタッフを雇うとなると、給料を払えるように計画的に考えないといけません。
これまでの自由な感覚では通用しないんだな、と痛感しましたね。

だからこそ、ここはシビアに、しっかり計算してから踏み出すことが本当に大事です。

さらに売上を伸ばしたいと思ったとき


自分一人でできることには限界があります。

予約対応や日常業務に追われて、新メニューの開発やイベント企画、マーケティングなど、売上を伸ばすための活動に手が回らない状態でした。

正直、経理も資金繰りもそれまでは適当で、バックヤードも散らかり放題。
でもスタッフが入ったことで、自然と管理をしっかりするようになり、環境も整えるきっかけになりました。

環境が整えば、その分、仕事の流れも効率的になり、サロン全体が整理されていったんです。
スタッフを迎え入れることで、事業拡大に集中できる環境が整ったことを実感しました。

個人サロンでよくある採用の失敗談


はじめてスタッフを雇ったときは、正直うまくいかないことばかり。
私自身の体験を交えながら、よくある失敗談をまとめてみました。

スタッフ同士の相性が合わなかった、早期離職


私との相性はもちろん大事ですが、スタッフを複数雇うと、スタッフ同士の相性も出てきます。

これはサロンに限らずどんな職場でもあることですが、特に女性だけの組織は、ちょっとしたことでトラブルが起きやすいんですよね。

スタッフ同士の相性が悪いと、早期に辞めてしまうこともあって…本当にめんどうな問題でした。
人間同士の相性って、どうしても運任せな部分も大きいのかもしれません。

もちろん、人同士の相性はこちらでどうにかできることではありませんが、働く環境や条件は改善することができます。

私はそこに全力を注ぎましたが、それでもやめていく人はいます。
そこは仕方ないと受け入れるしかありませんでしたね。

教育体制が整っていなかった


これまでずっと一人でやってきたので、正直、教える体制が全く整っていませんでした。
「とりあえずスタッフを雇っちゃえ!」と急いで採用した結果、迷惑をかけてしまったことも多々あります。

今振り返ると、少しずつ教育体制を整えてから迎え入れるべきだったなぁと反省しています。

今ではマニュアルが私の代わりに働いてくれているので、最初からそれがあればどれだけ楽だったか…。
当時はそこまで頭が回るはずもありませんでした。

それでも、一番大変なのはスタッフを育てることです。
ここを乗り越えればあとは軌道に乗せやすくなるので、踏ん張るべきところでしたね。

スタッフの意識の差


スタッフそれぞれに意識や、やる気の差があります。
同じことを伝えても、受け取り方や行動は本当に人それぞれです。

お客様に提供するサービスの質を揃えるためには、スタッフ全員で同じ方向性を共有することがとても大切です。
ここを軽く見てしまうと、スタッフ同士の小さな摩擦やサービスのブレに繋がってしまいます。
また、こちらの常識が相手にとっては非常識、ということも多々あります。

こうした価値観のすり合わせや、サービスの均一化は簡単ではありませんでしたが、スタッフの長所や短所を見極め、それぞれに合った仕事を振り分けることが、オーナーとして必要なあり方なのだと実感しました。

まとめ:人を雇うことはリスクもあるが、正しいタイミングで踏み出すとサロンの可能性を広げられる

個人事業主として、自分がプレイヤーとして働いているときは、どうしても売上の心配をしてしまいますよね。
でも、人を雇うということは、その人の生活も守らなければいけない責任が生まれます。
自分のことだけでなく、考えることがぐっと増えるんです。

スタッフを雇うときは、決意と覚悟が本当に必要だと実感しました。
大変なことも多いですが、その分、事業を拡大できるチャンスや、仲間と協力してサロンを作っていく過程には大きなやりがいがあります。

何度も人間関係のトラブルで心が折れそうになりましたが、結果として、人を雇って本当に良かったと思っています。
スタッフと一緒に働く経験は、自分自身の成長にも大きくつながりました。

こんな私の経験ですが、少しでも誰かの参考になれば嬉しいです。


スタッフを雇うとき、一番の不安は「お金のこと」かもしれません。

人件費や経費、売上の変動…これまで以上に数字と真剣に向き合う必要が出てきます。

そんなときに頼りになるのが、『大人の義務教育 ~学校では教えてくれないお金の話~』。

投資商品の勧誘は一切なく、「貯め方・増やし方・使い方」を正しく学べるセミナーです。

サロン経営を続けるうえで欠かせない“お金の土台”を整えることで、安心して次のチャレンジに進めます。

👉 詳細・お申込みはこちら

お金のはなしセミナー

https://www.reservestock.jp/page/event_series/109326




「会社を辞めてゼロから挑戦したリアルな起業ストーリー。笑いも悩みもすべて詰まった『じゅんじゅん起業日記』へ、ぜひ遊びにきてください!」

https://jun-west.com/2024/09/28/1939